しがみついたチワワくんを抱っこしたまま家の中に入った。



「おいキラ、華から離れろよー。」


「やだあっ…」


名前はキラくんってゆうのか。


可愛いすぎる。


「大丈夫だよ。欄。」


「そうじゃなくて…」


あれ?
何だか欄の顔、怖くない?


「ヤキモチダメー。」


「は?ちげえよ!」


まさか…ヤキモチ妬いてる?


図星みたいだ…


「キラくん、お姉ちゃんと遊ぶ?」


「うん!!ぼくねー
おもちゃいっぱいあるの!」


キラキラ輝いた目で
私におもちゃを見せてくれた。


耳としっぽが見えるよ。


「キラ、おもちゃより
エサの時間。」


「エ…サ??」


欄、ちっちゃい子に犬扱いしてもわかんないよ。


「キラくんご飯先に食べようか。」


「うん!!」