side蘭


まさか華が来てくれるとは思わなかった。


薬を飲んで眠ってしまった俺は、目が覚めた。


辺りはもう暗い。


俺の腕の中には…


「寝てるし。」 


スースーと眠る華がいた。


ピリピリ…ピリピリ…


おい誰だよ。


静かな部屋に鳴り響いた俺の携帯。