お粥を食べさせた後、
薬を飲ませた。


「華ー部屋いく。」


フラフラしながら欄は
部屋に行った。


欄の部屋を覗くと、
きっちり片付けられていて白と黒で統一されていた。

「何してんの。早く来て。」


「え?あ…失礼します。」

遠慮がちに部屋に入って
ソファーに座った。


「違う。」


「へ?」


「寒い。こっち来て。」


ベッドで私を手招きした。

「あ、あの…私学校に戻ろうかな。」


「ダメに決まってるだろ。ベッド入って来いよ。」


「な、何で…「早くしろって。」


くいっと私をひっぱり
欄にぴったりくっつかれた。


えっと…


この状況は非常に不味いんじゃ…


てか美香先生に見られたら確実にヤバイ。


「欄…」


「あったけえ…」


すりよってくる蘭は
まるで子供。


こんなのずるすぎる。