「華、お願いだから
その変な顔辞めて。」


麗奈が変な顔って言うけど何が変なのかわからない。


「失礼だな~麗奈。」


「ほら、鏡見なよ。
笑ってるのに泣いてるみたい。」


鏡にうつった私の顔は…


確かに酷い。


「欄に会え。華。」


「嫌だー!」


「どんだけ意地はんだよ。とにかく欄ん家に今から行け。」


「は?今から?」


「熱出てくたばってるから。」


熱…あんの?


「か、関係ないし。」


「っだああっ!面倒くせえな!麗奈、悪いけどちょっと行ってくる。」


「うん。
華!意地ばっか張ってないで。自分の気持ちに正直になりなさい。」


麗奈は、私の頭をポンっと撫でた。


「うぅ…行かないもん。」