向日葵色の恋【完】

「先行ってね?」



輝のその言葉に皆が頷く。



そして先生を置いてプールへ向かった。



日差しが身体中を刺してくる。



地を歩く足も、熱さでどうにかなりそうだ。



「とりあえず流れるプールに行きましょうよ先輩!」



「ちょ、伊澄くんっ」



私の手を取り、走る伊澄くん。



輝と芽依ちゃんが、何か言い合っているのを視界の隅で見たような気がしたが、確認することはできなかった。



「この流れるプール、10分ごとに流れの強さ変わるらしいっすよ」



頭に浮かぶ考え事も、プールという心踊る物を目の前にしたら、無かったことにできるものだ。



「早く入ろっ」



プールへ入ろうとした私の手を、伊澄くんが引っ張る。