向日葵色の恋【完】

「では各自着替えを済ませて、入り口集合!」



先生の話しもほどほどに、それぞれが更衣室へ。



「ずぅちゃんビキニ?」



「び、ビキニっていうかなんていうか…」



水着を取り出しながら呟く私の手元を、千陽ちゃんがまじまじと見つめている。



「美涼に選んでもらったらこんなに奇抜なものを「かわいい!」







…え?



きっと5秒くらい固まったであろう。



千陽ちゃんの言葉に耳を疑う。



「ち、千陽ちゃん、今、なんて、」



「ずぅちゃん、水着にたいして免疫なさすぎるんじゃないの〜?」



「め、免疫って…」



と、千陽ちゃんの取り出した水着を見てこれまたビックリ。



ビキニだし紐だし隠す面積は小さいし。



こんなものじゃ隠す場所も隠せないのではないか。