私のせいで2人の間に亀裂が入ってしまっているのだろうか。
それから2人の声が聞こえることはなかった。
___________
「あ!あれウォータースライダーじゃない!?」
そんな後輩の声で、目が覚めた。
いつの間にか寝ていたらしい。
「先輩よだれ垂らしてましたよ」
「えっうそっ」
「うそ」
伊澄くんが悪戯に笑うのをキッと睨み、窓の方へ視線を移す。
すると、
「た、たかぁ…」
これでもかってくらいカーブした高いウォータースライダーが見えた。
「あんなとこ滑ったら地上に着く前に蒸発しますよね」
「蒸発って…」
伊澄くんのよく分からない言葉に苦笑いを零す。
それから2人の声が聞こえることはなかった。
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「あ!あれウォータースライダーじゃない!?」
そんな後輩の声で、目が覚めた。
いつの間にか寝ていたらしい。
「先輩よだれ垂らしてましたよ」
「えっうそっ」
「うそ」
伊澄くんが悪戯に笑うのをキッと睨み、窓の方へ視線を移す。
すると、
「た、たかぁ…」
これでもかってくらいカーブした高いウォータースライダーが見えた。
「あんなとこ滑ったら地上に着く前に蒸発しますよね」
「蒸発って…」
伊澄くんのよく分からない言葉に苦笑いを零す。

