輝はいつだってそうだった。



思い返せば昔から、私を励ます言葉や勇気づける言葉は一流だった。



輝の言葉が自信に変わってた。
輝の言葉が前に進むことへ繋がってくれた。



ああ
そっか。



私は輝がいなくちゃ何もできなかったんだ。



どうして一時の感情で、自分勝手な行動して輝を困らせようだなんて。



輝はいつも、私のことを考えていてくれたのに。



大丈夫って、頭を撫でてくれたのに。



『私と輝はただの幼馴染でしょ?』



あのときの私を殴ってやりたいくらいだ。



輝が心置き無く、大切な人を守れるように。
強くならなきゃ。



___もう、大丈夫___