向日葵色の恋【完】

ぐったりとベットに横になって、一点を見つめる日々。



いつでも笑っていたお母さん。



私はそれを真似することなんて、出来そうにない。



お母さんは気づかないところで、ずっとずっと我慢してたんだね。



涙がまた、せきを切って溢れようとしたとき。



___ガチャ



玄関の扉の開く音がした。



お父さんが早めに帰ってきたのかな、と時計を見るとまだ12時も回っていない。



お昼でも忘れたのだろうか。



しばらくすると、足音が部屋に近づいてきた。



「?」



早歩きのような足音は急いでるようにも聞こえる。



「雫輝___!」