次の日ベッドから体を起こしたのは、すでに16時を回ってる頃だった。



鏡に映る自分の目はパンパンに腫れて、髪だってグシャグシャ。



(ぶっさいく…)



力が出なかった。



大袈裟に言えば、生きる気力もなかった。



食べること
飲むこと
喋ること
動くこと



全てに嫌気がさして仕方がなかった。



部活も終わり夏休みの今は、不幸中の幸いというのか、1日中寝ていても咎める人はいなかった。



こんなとき頼りたくなるのは
声を聞きたくなるのは
会いたくなるのは
頭の中に自然と浮かんでしまうのは___



頼りたい人でさえ、私の隣にはもう居てくれない。



「どうしたらいいの…」



____時計の針は止まらず動く