向日葵色の恋【完】

___キュッ



「入れろ宮田ァ!!!」



___ピーッ



準決勝で最後に、私のシュートで勝利を掴んだ。



私たちの高校は、男子も女子も練習した成果もあってか、どうにか決勝にまで辿り着いた。



「ずぅちゃん本番に強いね!!これなら勝てる気がする私!」



千陽ちゃんか歯を見せて笑う。



「決勝の相手は強敵だけど、頑張ろうね!」



後輩も先生も友達も、私を頼りにしてくれてることが嬉しかった。



決勝を持ち帰って、嬉し涙で引退したい。



みんなと喜びを分かち合って、輝とも仲直りして、また楽しいいつも通りの生活を送りたい。



体育館の天井を見上げながら、決勝での勝利を思い描いた。