入道雲が迷うようにふわふわ浮かんでいる



そんな入道雲を嘲笑うかのよう、ヒマワリは真っ直ぐ天を見上げていた。



迷う暇なんて、私たちにはないとでも言うように。



太陽に向かって一心に咲いたその花々は



自分のあるべき姿を誇らしげに語っていた。



「雫輝___」



あなたの見つめる先で



わたしも誇らしく胸を張りたい



FIN