「俺が雫輝の居場所になるよって」



また。



輝はそうやって綺麗な顔をする。



「もう…」



「守れてよかった」



夕陽に輝く向日葵。



太陽に向かって咲く向日葵の色は、太陽に焦がれた色。



「ほんと、好きだなぁ」



私は輝に恋い焦がれて、いつだって泣きそうになる。



「なんだよいきなり」



「ううん」



恋い焦がれて、いつだって温かくなる。



「…俺も」



そんな優しい顔で微笑む輝に、いつだって恋い焦がれている。



それはきっと



______向日葵色の恋