向日葵色の恋【完】

「…っ」


顔をあげれば、輝の顔は目の前にあって。



少しだけ微笑むその切ない顔に、息をするのも忘れて。



「好きだよ」



時間を、動きを、木々の軋みを、風を。



感じることができなくなったその瞬間。



私は輝と、同じ時を刻めていただろうか。



輝は私のおでこに、自分のおでこを合わせ伏し目がちに笑った。



「輝…?」



今なんて言ったの?



私は自惚れてもいいの?



もし私の耳がおかしくないなら、聞こえたことが本当だって…



思ってもいいの?



いろんな意味を込めて、輝を呼ぶ。



輝はそんな私の頬に触れた。