向日葵色の恋【完】

サァッと風が2人の髪を揺らす。



私の手を掴んだままの輝は、僅かに目を見開いたがすぐに微笑んで



「わっ」



グイッと掴んだ手を引いた。



輝の胸に頭ごと突っ込んで、焦った私は体を起こそうと試みるが、輝の手がそうはさせない。



「ちょ、て、輝…っ?」



「雫輝のくせに」



頭上で短い溜息が聞こえた。



なんだか急に恥ずかしくなって、顔が熱くなっていく。



「て、輝がどうしてって言うから…っ」



輝の顔があまりにも綺麗すぎたせいなのに。



それを伝えただけなのに。



「ばーか」



そんなことを言う。



「ひ、ひどい…」



「雫輝」



弱められた力に、そっと、顔をあげる。