向日葵色の恋【完】

ハッと我に返る。



「ご、ごめんっ」



咄嗟に引っ込めた手を



「っ」



輝が掴んだ。



「どうして?」



私の手を掴んで、輝が問う。



触れてしまった手と手から、この壊れそうな心臓の音が伝わってしまいそうだ。



「雫輝」



私を呼ぶその声が。



触れる手が。



その真剣な目が。



たまらなく愛しいと。



「綺麗だよ」



全身が叫んで仕方ないんだよ。



「え…?」



首を少しだけ傾ける輝。



そんな輝を見つめて、私は微笑む。



「向日葵も。…輝も」