ルールまで本格的。



肝試しで、それぞれ成就させたいことまで拝めるという一石二鳥つき。



(なんか違う気もするけど…)



「じゃあくじを引いてくれ〜」



列に並び、それぞれがくじを引く。



周りでは次々とコンビができていった。



「次は宮田な」



自分の番が回ってきて、箱に手を入れる。



素早く紙をとり、開いて見ると9の文字。



「9番いますか〜?」



その場で声をかけると、



「え、先輩9っすか?」



伊澄くんが近づいてきた。