出入り口へ集まると、もうすでに部員が集まっていた。



「結構あれだね」



隣で千陽ちゃんが呟く。



「うん。本格的」



目の前には、森で覆われた1本道。



想像していたより本格的な肝試しだ。



「全員揃ったかー?説明するぞー」



先生が大きな声で、肝試しについて話しだした。



「ここにくじがある!くじで同じ番号になった2人1組で行ってもらう!」



用意周到というか、先生が1番はしゃいでるというか。



くじなんていつ作ったのか…。



「この道を行くと神社があるから!そこにお賽銭を入れて戻ってきたらゴールだ!」