向日葵色の恋【完】

「あの後輩の子」


「ん?」



「可愛い子」



「芽依?」



当たり前のように呼び捨てで呼び合っている親しい関係。



どうしてか本能的に目を伏せた。



「芽依がどうした?」



「ううんなんでもない。あ、ほら向日葵畑!」



学校から家まで帰る近道は、向日葵畑があり私の1番好きな場所だ。



星と向日葵はミスマッチなようで、とっても幻想的で綺麗なんだ。



「いつ見ても綺麗だな」



きっとこの暑さのせいだ。
そして疲れてるせいだ。



星と向日葵を見るその横顔が



輝だと疑うほど綺麗に見えるのは。


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