21時。
部活終了の笛が鳴り響く。
部室へ向かう途中、例の後輩が輝の腕にべったりくっついてるのが見えた。
(こんなクソ暑い中ひっついたら余計暑いでしょうが…)
多少呆れたが、見て見ぬふりをして部室の扉をしめた。
_________________
支度を整え外に出ると、真夏の生暖かい風が吹き抜けた。
空を見上げて星を仰ぐと、今までの疲れが全て吹き飛ぶ気がして心地よい。
深呼吸をしてから、帰路へと急ぐ私の耳にあいつの声。
「雫輝!」
なんとなく
今1番聞きたくない声だった。
「輝、、」
「なんだよ、何で今日は先に帰る気になってんの?」
「気分かな」
「なんだよそれ」
ケラケラと笑う輝に、無性に腹が立った。
あの子と一緒にいたほうが楽しいくせに
嬉しいくせに
そう考えたら自分の思うこの感情が急にバカバカしく感じた。
部活終了の笛が鳴り響く。
部室へ向かう途中、例の後輩が輝の腕にべったりくっついてるのが見えた。
(こんなクソ暑い中ひっついたら余計暑いでしょうが…)
多少呆れたが、見て見ぬふりをして部室の扉をしめた。
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支度を整え外に出ると、真夏の生暖かい風が吹き抜けた。
空を見上げて星を仰ぐと、今までの疲れが全て吹き飛ぶ気がして心地よい。
深呼吸をしてから、帰路へと急ぐ私の耳にあいつの声。
「雫輝!」
なんとなく
今1番聞きたくない声だった。
「輝、、」
「なんだよ、何で今日は先に帰る気になってんの?」
「気分かな」
「なんだよそれ」
ケラケラと笑う輝に、無性に腹が立った。
あの子と一緒にいたほうが楽しいくせに
嬉しいくせに
そう考えたら自分の思うこの感情が急にバカバカしく感じた。