私が何日もはぶかれていたその時期に、飛花ちゃんは何か企んでいるような顔をしながら、近寄ってきて、私にこう言いました。

「あのさ、この時間が終わったらちょっと来てくんない?話がある。」
って。

飛花ちゃんの前では、何事もないように、
「いいよ。」
とだけ、答えた私でしたが、この授業中、
この時間は本当に地獄のように恐ろしく、時間が過ぎるのがとても怖くて怖くて。

でも、当たり前に時間は過ぎてしまって、
とうとうその時が来てしまった。