その日、アパートに帰り着いたのは21時を過ぎていた。

途中で渋滞に巻き込まれ、長時間の車での移動となったことや初めてのシンちゃんの両親との外出にぐったりと疲れてしまっていた。


ベッドの上で1人、ゴロゴロしながら大好きな連続ドラマを見ていたらいつのまにかウトウトと夢の中へ突入しようとしていた。


そんな時に限って、メールの受信を伝える着信音が鳴った。

いつもならこんな時はメールチェックなんて後回しで睡眠を優先してしまうあたしだったけれど、そのメールに限って、誰からのメールかを確認した。