ねぇ、先生。 また桜が咲いたよ。 気がつけば先生と出会って1年が経っていたね。 あたしは専門学校に入学し、先生は大学院生になった春だったね。 先生とはあのお別れ以来、連絡なんてすることもなかったね。 あたしに至っては、先生のことを考えている余裕もなかったんだ。