あの日から約束の1ヶ月が経った。


ショウヘイは無事に公務員試験に合格した。

あたしはショウヘイの合格を聞いてほっと胸を撫で下ろした。

ショウヘイが無事第一志望に合格したことにではなく、やっと別れられるということに対して安心してしまった。


ショウヘイが合格して三日後に、あたしはショウヘイに伝えた。



「もう別れたい。約束だったから。」


あたしは今度こそ無事に別れることが出来ると思っていた。