先生は夕日見に行こうと言って、港までドライブすることにした。

港まで３０分位だろうか、先生とはいろんな話をした。

初めてのデートの時とは違って、先生は自分のことたくさん話をしてくれた。



まだ家庭教師のバイトもゲームセンターのバイトも続けていることや春には大学院に進学するから今、大学の卒業論文を書いていて忙しくしていること、この間、１８歳って言われてサークルの勧誘にあったことなんかを楽しそうにたくさんたくさん話をしてくれた。


港に着く頃には、空はオレンヂ色に染まっていた。

先生は港の駐車場に駐車しようと車をバックさせようとした。



左腕をあたしの助手席のシートにかけて後方確認する先生の顔が近くて、あたしはドキドキと胸の鼓動が速くなるのを感じていた。

あまりにも先生との身体が近かった。

夕日に照らされた先生の横顔にドキッとした。