「知佳、受かったんだってな。おめでとう!サキから聞いた。」


サキは隣のクラスだし、誰かに聞いたんだろう。

先生の明るい声にあたしはなんだか嬉しくなった。
「ありがとうございます。」

その後、なんだか2人で沈黙してしまった。

話が続かないのは、先生とはあんまり電話で話したことがないからだろう、そう思っていた。