そして、ショウヘイが続けた。 「俺じゃ……だめかな?」 あたしの傷ついた心にこの言葉がやさしく、とても甘く溶け込んでいった。 「徐々に、好きになってもらえればいいから……」 ショウヘイはメールを始めてからずっととてもやさしい人だと思っていた。 誰かに支えて欲しかった。 正直、誰でもよかった。 「うん……。よろしくおねがいします……」 あたしは返事をした。