君までの距離


言うほどに残念さが増していく。イタイ人になってしまいそう……



しょんぼりと俯くと、頭に手がのる。今度はくしゃくしゃにしないで、軽く乗せただけ。


「ごめんな。言い過ぎた。なんでも奢るから許して」

「今の言葉忘れないで下さいね」


ぐっと涙をこらえると覗きこんだ尾上さんと目があう。


大きい犬みたいな人。