「渡辺ならやりそうだ」 そう言って尾上さんは笑った。 「渡辺が高遠君の前に立っているのが見えるようだよ」 「会社の力を借りないで、自分の力で高遠さんの前に立ちたいんです」 「大変だぞ?それでもやってみる気なんだな。もし、高遠君に飽きたら、俺の所に来い。渡辺一人、食べさせていけるだけの仕事は出来るから」 「その時はお願いします」