アタシにはまだ高遠さんの歩みを止めるだけの力はない。 高遠さんには、どこまでも遠くまで歩いていって欲しい。 そこでたくさんの知識や見聞をひろめて欲しい。 遠ざかっていく後ろ姿を見つめながら、アタシは涙を流していた。 だから、アタシが追わなくちゃダメなんだ。高遠さんに近づけるように。 今回は、会社の力を借りたけど、自分の力で近づかなくちゃいけないんだ。 だって。高遠さんは自分の力でそこに立ってる。アタシが弱音を吐いて甘えるだけ、甘えさせるだけなんて関係じゃダメなんだ。