すると…

「おーはよっ」

「あっ…辻井君っ!」

この前と同じように私の前に現れた辻井君。

「おはよー結乃ちゃん」

「おはようっ」

そう言って笑顔を見せる。

なんだか今日は

怖いって感じないなぁ〜…

はる君がトップって知ったからかな…

…それかアメくれたからかな。

「悠真も!」

「……ああ」

そう言ってフイッと目をそらすはる君に、

辻井君がニヤニヤしながらはる君を突く。

「なんだよー、拗ねてんの?
俺の親友はお前だから心配すんなっ?」

「……は?」

はる君に思いっきり睨まれて私の方に逃げてくる辻井君。