「…まあ、なんとか。
それよりこれもうすぐできるからテーブルセット頼んでいいか?」

はる君の言葉に再びフライパンの中を覗き込んで、

じゅるりと唾を飲み込む。

「うんっ!
メープルシロップとジャムとバター出しとくね!!」

「…ああ」

私はふふっと微笑んで冷蔵庫からジャム瓶を取り出し、

テーブルセットを始めた。