結乃side

ん〜……

ゆっくりと目を開ける。

…あれ…ここ…

パチっと目が開いてガバッと起き上がる。

わぁあああ!!!

はる君の部屋!?!?

えっ!?あ、そうだ!昨日寝ちゃって…!

昨日のことを思い出すなりベッドを滑り降りてリビングへ向かう。

そこにはいい匂いが漂っていて、

私は迷わずキッチンに飛び込んだ。

「はる君〜!!ごめんねーーー!!」

そう言うとフライパンの中の美味しそうなホットケーキを裏返すはる君。

「…いや。
よく寝れたか?」

「う、うん!はる君は…?」

そういえば私はる君に抱きついたままだったような気が…