そう思いながらも渋々用意をし始める。

ええと、パジャマとかと歯ブラシと…

あ、明日の着替えもいるよね…

そうして荷物を鞄に詰めて階下に降りる。

…はる君…もう帰ってるかな…

そう思いながら下に降りて玄関に着くと、

鍵かけにおそらくはる君の家の合鍵がかかっていて、

それをぎゅっと握り締める。

するとさっきの咲ちゃんの言葉が頭に蘇ってきた。

…今日、絶対、ぜぇ〜ったい謝ろう…

私は自分の家を出て、

いざ、はる君の家に向かっていった。