幼なじみはトップのヤンキー!?

はる君はその二人を見やってからこっちに来る。

「……なんで来た」

「きょ、今日は早めにおわった…から…」

震えながらそう言うと、はる君はため息をついた。

「…とりあえず帰るぞ」

そう言って差し出すはる君の手には血がついていて…

「い…や……怖いっ…」

そう言うとはる君はピクッと眉を動かして、手を引っ込めた。

私はそんなはる君を見上げて声を出す。

「はる君…毎日あんなことしてるの…?
なんであんなことしてるの…?」

そう言ってもはる君は黙ったまま。