そうして通話が終わり、

くるりとはる君の方を見て

朔君に言われたことを伝える。

「朔君が"次泣かせたら殺す気で奪う"って」

「…お前に伝えさせるか、それ」

「え?」

「…別に。
まあお前はどうせ気づいてないからな」

ま、また言われた…

「…それよりジュースでも飲むか?
どうせそれ目当てだろ?」

「…め、目当ては違う…
けどジュース欲しいっ」

「…ん。じゃあ座って待ってろ」

はる君にそう言われ、

おとなしくリビングのソファに

腰掛けてはる君を待つ。