そう言うと朔君がため息をつく。

『…すぐわかるし。
じゃあこれ伝えて、
…次泣かせたら殺す気で奪うって』

こ、殺す気…!?

っていうか奪うって何を!?

「わ、わかった」

『…うん。
どうせ意味わかってないでしょ』

また見透かされてる…

『…結乃は…知らなくていいよ』

「え?」

『…別に。
じゃあそろそろ切るから』

「あ、あの、ほんとにありがとうっ!
朔君は私の最高の友達だよっ」

『……そう』

「うんっ、じゃあまたね!」

『うん……また』