私の名前は坂城結乃(さかきゆの)。

高校一年生の15歳!

そして、さっき私を起こしてくれたのは

幼なじみの風宮悠真(かぜみやはるま)。

はる君とは赤ちゃんの頃からの付き合いで、

家も隣同士、親もすごく仲が良い。

私もはる君のことは家族みたいに思ってるくらい!

「結乃!
悠真君待ってるんだから早くしなさい!!」

「わ、わかったよ〜!」

私は階下から聞こえてきたママの声にそう返事をして、

鞄をひっつかんで部屋を出た。