幼なじみはトップのヤンキー!?

そう思って首をかしげていると

はる君が不思議そうな表情をして

口を開く。

「…どうした、寝違いか?」

「…え!?ち、違うよっ!?
って、ていうかはる君、いつからいたの??」

そう言うとはる君は

時計を見てから答える。

「…30分前くらいだな」

「さ、30分…」

…30分間寝顔見られてたのかな…

そう思いつつ時計を見ると…

「…え!?もう6時45分…!?」

寝たときまだ1時くらいだったのに…!

「ああ。何時から寝てた?」

「い、1時…」

「…寝過ぎだな」

そう言って笑うはる君に

再びドキッみたいな

きゅうっみたいな感覚がくる。

うぅ…私もしかしたら病気なのかな…

そんなことを思ってから

そういえば、と思って再び口を開く。

「はる君今日携帯忘れたの??」

「…ああ、久々に」

「そうなんだ。お昼頃春樹君から連絡……」

途中で言葉を止める。

連絡…きたよ。

それでね、篠加さん、

はる君のこと探してた。