「うぅ〜…頭痛いしなんかだるいぃ〜…」

ベッドにうつ伏せになりながらそう言うと、

はる君はドアを閉めて

こっちに来てくれた。

「さっき千里さんが熱測ってたけど…
…お前38.7度だぞ」

「……」

……辛いはずだよ…

「…あと千里さん、
仕事で急用入って留守番任された」

はる君はそう言うと私の顔色を見てから

おそらくママが置いていった

サイドテーブルにある薬に目をやる。

「…とりあえず薬飲め。
お粥作ったけど食べれるか?」

「…うん」

薬飲まなきゃだし、

食欲はないんだけどお腹は空いてるし…

そう思ってゆっくり起き上がる。