幼なじみはトップのヤンキー!?

「あ…あの人足速いね…」

「…お前の突っ込むとこはそこか…」

はる君はそう言ってため息をつく。

「え?他になにかあった…?」

「…別に。早く帰るぞ。
ああ、あと今日はお前、俺の家な。
千里(ちさと)さん、仕事あるって言ってたから」

千里さんっていうのは私のママ。

パパは単身赴任だけど、ママは働くのが好きで、

性格はすっごくおっとりさんだけど

今でもバリバリのキャリアウーマン!

「うんっ」

私はそう返事をして、

はる君の家を目指して並んで歩いた。