結乃side

翌日は朝早くに起きてはる君が迎えに来る前にさっさと家を出る。

すると…

ガチャ…

なんと私が家の扉を開けた時にはる君も自分の家から出てきて、

一瞬固まったのち、

お互いになにも見なかったように家を出て門扉を開ける。

するとそこで私の携帯が鳴って、

慌てて電話に出た。

「も、もしもし?」

『結乃ちゃん?
おはよ』

「朔君っ、おはよう!」

私の言葉にはる君がピクッと眉を動かす。