ジリリリリリリ……

けたたましい音がして、うぅ…と唸りながら布団に潜る。

ジリリリリリリ……

も〜…うるさぁい……

ジリリ…カチッ。

…あ、止まった……

これでもう一回寝れ…

「…結乃、起きろ」

なかった……

「…んー…はる君…?」

そう言って目をパチパチさせながら顔を出す。

「ああ。もう7時だからそろそろ起きろ」

「…ん〜…」

そう返事をしてゆっくり布団を退ける。

「ふわぁ〜……おはよう…」

「…はよ。じゃあ下で待ってっから」

「うん…」

私の返事にはる君は部屋を出て行き、

私はあくびをしながら制服を手に取った。