「敬語も辞めない?」 先輩がふと立ち止まり、正面を向く。 ドキドキが伝わってしまいそう。 変な汗が出てくる。 「うっ、うん。」 おもわず下を見て、視線をそらす。 「ははっ。やっぱり美紅可愛いね。」 「えっ?」 顔を上げた瞬間、キスされた。 私の大事なファーストキス。