「まじかよ。本当にやるのか?」
ショウは不安だった。
これは私物でもない、図書館の本だ。
勝手にこんな事をしてしまって良いのだろうか。
でも、気になるものは仕方ない。
みんな、何かが気になってしょうがない年頃なのだ。
「よし、剥がすぞ...!」
ショウがページの紙を持った。
ビリビリビリビリッ
以外と大きな音が鳴ったが、綺麗に剥がすことができた。
めくって、またしも4人で覗き込む。
ショウが朗読した。
「ここに書いてあることは、本当かどうかはわからない、謎の伝説である。
王様などの偉い人達にばれてしまえば、この国は終わるだろう...?!」
4人が顔を見合わせる。
「まじか...!」
「ショウくん、読んで」
「あっ、うん。オホンッ!
この国の出入りが禁止されているのは、この伝説と深い関係がある。
しかしそれを今ここに記せば、私の命が危ない。
だから、今この秘密のページを見つけた君たちに、その目で確かめて欲しい。
その王国の隠された秘密を...。」
そこで、ショウが黙り込んでしまった。
4人の間に沈黙が流れる。
「で、どういう伝説なんだ?」
沈黙を破ったのはルークだった。
「そうだよ、それ重要!!
なんかあたしたちで調べたいね」
「伝説...ってことは冒険かぁ!!
なんかよくわからないけど、楽しそうだね!!」
クリアとレアラが目を輝かせた。
改めてショウが続きを読み始める。
「なになに...
この山奥にあるサラルカ村のもっと山奥には、秘密の洞窟がある。
そこには、永久虹石と呼ばれる、幸せを運ぶ宝石があるらしい。
昔は、サラルカ村自体に宝石が溢れていて、住人がみんなその宝石を取ってしまい、今はもうほとんどその石は残ってない。
ただ、村の外にある秘密の洞窟には、今でも輝きを失うことなく永久虹石が残っているはずだろう...だって」
永久虹石。
その単語に、惹かれていく4人だった。
ショウは不安だった。
これは私物でもない、図書館の本だ。
勝手にこんな事をしてしまって良いのだろうか。
でも、気になるものは仕方ない。
みんな、何かが気になってしょうがない年頃なのだ。
「よし、剥がすぞ...!」
ショウがページの紙を持った。
ビリビリビリビリッ
以外と大きな音が鳴ったが、綺麗に剥がすことができた。
めくって、またしも4人で覗き込む。
ショウが朗読した。
「ここに書いてあることは、本当かどうかはわからない、謎の伝説である。
王様などの偉い人達にばれてしまえば、この国は終わるだろう...?!」
4人が顔を見合わせる。
「まじか...!」
「ショウくん、読んで」
「あっ、うん。オホンッ!
この国の出入りが禁止されているのは、この伝説と深い関係がある。
しかしそれを今ここに記せば、私の命が危ない。
だから、今この秘密のページを見つけた君たちに、その目で確かめて欲しい。
その王国の隠された秘密を...。」
そこで、ショウが黙り込んでしまった。
4人の間に沈黙が流れる。
「で、どういう伝説なんだ?」
沈黙を破ったのはルークだった。
「そうだよ、それ重要!!
なんかあたしたちで調べたいね」
「伝説...ってことは冒険かぁ!!
なんかよくわからないけど、楽しそうだね!!」
クリアとレアラが目を輝かせた。
改めてショウが続きを読み始める。
「なになに...
この山奥にあるサラルカ村のもっと山奥には、秘密の洞窟がある。
そこには、永久虹石と呼ばれる、幸せを運ぶ宝石があるらしい。
昔は、サラルカ村自体に宝石が溢れていて、住人がみんなその宝石を取ってしまい、今はもうほとんどその石は残ってない。
ただ、村の外にある秘密の洞窟には、今でも輝きを失うことなく永久虹石が残っているはずだろう...だって」
永久虹石。
その単語に、惹かれていく4人だった。

