変わりゆく空

side:ichito







授業が終わってもなかなか現れないあいつ






俺は毎日寝ているバカを数学準備室で待っていた







コンコン







やっと来たかと思いドアを開けると
違う生徒だった





プリントの提出か






「なー柚空知らないか?」





「あー、教室で寝てたよ?」





あのバカ、、、





「悪いけど起こしてきてくんない?」






別にあいつと仲悪そうな生徒じゃないし、俺行くの面倒だし






「え、やだよ。
怖いし」







怖い?






予想外な答えに俺は驚いた






「あんなヘラヘラ笑ってるやつが?」





バカみたいにいつも寝て起きたかと思うとヘラヘラ笑ってるやつのどこが怖いんだよ






面倒くさいだけだろ?






「面倒くさいだけなんじゃねーの?」






「違うよ!
あの子の噂とか知らないの?」





「噂?」





「あの子、結構強いらしくて夜中とか街で暴れてるらしいよ?
気に入らないやつはボコボコにしてるって」





俺はあまりにあいつがそんなことする筈がないのにふざけた噂に笑ってしまった





「笑ってるけどほんとだよ?
5組の竹内とか結構前にボコボコにされたみたいだし。
笑ってて可愛い感じだけどあたしはちょっと怖いな」






そーゆーことだから自分で行ってねと一言付け足して帰っていった






いやー、、、あいつが?





ありえねーだろ