新選組〜猫みたいな君が好き〜



 ん……………


 ここは…………?


ガシャン



 うっ……………


  

 何度も聞いた、音。


 塞がった頭の傷。


 両手両足に付けられた枷。


 暗く冷たい部屋。




 蘇る記憶。



 でも、一つだけ違った。


?「起きた?」



 可愛い女の子の声。



美「誰?」



 女の子から妖気を感じる。他にも三人いる。



?「東御に連れて来られたって事は、妖怪だよね?始めまして!私、織笠桜(オリカササクラ)。14歳だよ。えっとね、雪女だよ!」



 髪は腰まで合って、目がくりくりしてる、可愛い女の子。



 痣、傷がたくさん。


 枷がついてる。私と同じ。



美「始めまして、猫継美夜。14歳だ。」



桜「猫継って、猫継家?!じゃあ猫又なんだ!同い年だね。よろしく美夜ちゃん。」



美「よろしく、桜ちゃん。」



 両手は後ろで枷にはめられてるから、微笑む。


 
?「ウチは海崎千夏(カイザキチナツ)、がしゃ髑髏や!よろしくな!美夜っち。」



美「よろしく、千夏ちゃん。」


 短目の髪に大きな目が特徴的で、関西弁の千夏ちゃん。
 


?「俺は葛西桐生(カサイキリュウ)。百目だ!よろしく、美夜。」



美「よろしく、桐生。」



 背の低いところを隠すような元気な口調の桐生。



?「僕は滋賀魔楓也(シガマフウヤ)、九尾の狐だよ。よろしくね、美夜。」


美「よろしく、楓也。」



 背が高くて、さらさらの白髪、楓也。



 一つだけ、違った。








 痛み、哀しみ、寂しさを共有し合える。





 仲間がいた。