新選組〜猫みたいな君が好き〜




 着いた部屋を見渡すと、お馴染み5人の他に、見た事のない人達も混ざっている。



 みんな、円形に座り、2つ席が開いている。



 1つに総司座り、もうひとつに私が座る。


土「お前、過去を話せ。」


美「私に話せるのは………」


土「大まかでいい。せめて、お前の名前、できれば過去、だ。」



 いいだろう。


美「私は猫継美夜。小夜であり、猫夜叉だ。」


 みんなは真剣な面持ちで聞いている。



美「私が、猫夜叉になったのは、7歳の時。両親を殺されたんだ。長州に目の前でな。」


 あの時の記憶は今でも鮮明に覚えている。



美「逃げているところを島原の女将に拾われた。それから私は、小夜で猫夜叉になった。」



全員「……………………」





美「これで納得できるか?」



 誰一人として、喋らない。



 気まずい空気が部屋に流れる。


 そんな中、沈黙を破ったのは総司だった。



総「なんで美夜ちゃんは、京の町を一人で歩いてたの?」



 ああ、あの時か。


 言うか、言わないか、迷った。



 でも………



美「島原を出てきたんだ。ちょっとした、問題があってな。髪を切ったのも、同じ。」



平「取りあえず、身元は解ったんだし、土方さん、こいつ此処に泊めてけば?」


近「そうだな。女子一人はとても、危険だ。」


原「俺は賛成だぜ?」


永「俺も!」


総「僕も。」