美「あの、沖田………」


総「総司、で良いよ。」


美「………分かった。あらためてよろしく、総司?」


 総司は顔を赤くして俯いてしまう。


 ?


美「総司?顔を真っ赤だぞ?熱でもあるのか?」


 私は、両手で総司の顔を上げる。



 そして自分の額と総司の額をあてがう。


美「やっぱり、熱いぞ。………あ!もしかしてあれか?私が起きるのを待って体が冷えたのか?」


総「うん。(違う意味で)君のせいだね。(笑)」



美「え?!やっぱりそうなのか?!」



 私が慌てていると、総司が私の額に、コツン、と額を当ててくる。



総「もう、大丈夫。さあ、目が覚めたから部屋を移るよ。」




 立ち上がり歩き出す総司の後を追って部屋から出た。