総「当たり前じゃない。それぐらい解るよ。」



 しれっと、言われて私は、何故か嬉しかった。


 …………って、え?!



総「気づいて無いようだけど、心の声駄々漏れだよ?」



美「そんなに?!」



 ケロッとして話す沖田は掴みどころが無い。



総「理由は知らないけど、僕はそっちの髪が好きだよ?」



美「…………ホントに?」



総「うん。君らしくて可愛い。」



美「…………///////」



 可愛い、なんて、言葉お世辞に過ぎない。



美「おッ、お世辞なんて言っても何も出て来ないよ?」



 自分でも頬が熱いのが分かる。



 沖田は面食らったような顔をしてから、自嘲気味に笑う。



 百面相な奴だな。


総「…………////////(手強い鈍感さんだね。(笑))」